1章 四人が出会うまで
レスパイトの会議で初めて世間を/あまりに違うコロニーの人たちの人生/「お泊まり保育」からレスパイトへ/施設を一〇〇カ所見て歩いた/理念と現実のギャップ/金八先生にあこがれて中学の先生に/楽だけど、つまらなくなってしまった/初めて会ったのに、共有できた!/『しがらきから吹いてくる風』の誕生/褒められたシーン、批判されたシーン/映画から受け取ったもの/大きく広がる上映運動/厚生省研究班の最年少メンバー
*レスパイトのインパクト 根来正博
2章 「平桃」から「全国ネット」へ
教育のシンポで全国を回った/「つまらなさ」を「ずらして笑う」/「平成桃太郎の会」のひらめき/業界の「閉塞感」を開こう!/みんなとしゃべってみたい!/話ができる同世代と会えた!/熱くて、とんがった議論をやったね/レスパイトでガラッと変わるぞ!/サービスがひっくり返った!/ホームヘルプと「レスパイト的なもの」/各地でオリジナルな実践がはじけた!/もう一つの「公」をつくろう!/全国ネット立ち上げ前夜/四人のままでいれて、よかった/個人と個人のゆるやかなつながりに/全国制覇はねらってない!/地域地域でネットワークを!/巡回フォーラムはセットでドン!/地元の行政とも一緒につくる/人の結びつきと情報の結びつき
*分けない支援の仕組みづくり 曽根直樹
3章 行政との「パートナーシップ」
なぜ「パートナーシップ」か/「殿中のルール」を覚えるところから/いい人に出会えるか、出会えないか/同じ目線でやれる人は必ずいる/一回口が開けば、お母さんたちが/関係のつくり方も変わる/語り口も変わらなくちゃ/市長にファックスを送ったら/二つの理屈の間を翻訳する/全ての市民に共有されるには/役人だって役に立ちたい!/行政との出会いは厚生省から/最初に「ホームヘルプの活用」を/行政と現場のキャッチボール/厚労省の人とも個人の思いで
*障害福祉を普通の仕事に
4章 基礎構造改革から支援費制度へ
「変わらなきゃ日本」の一つかな?/これからは市町村の時代/ついでに動かしてるんじゃないか/地域型の法人のほうが将来性があると/玉手箱の中には何もなかった/目は利用者と市町村のほうへ/自分の立ち位置をちゃんと/支援費時代を迎えるイメージ戦略/支援費でどう変わる/規制緩和でこんなこともできる/「三点セットの暮らし」が広がる
*マニュアルと感性と
5章 これから施設は、これから地域は
なぜ、入所施設づくりは止まらないか/それでも入所施設よりはまし/「守りの構造」が安心に/入所施設の役割が変わる?/どうすれば変われるか/変われるチャンス!/入所施設のショートステイは?/日帰り対応もOK/「ガワ」と「アンコ」/ホームヘルプは、なぜ使われなかった/ホームヘルプは地域福祉の柱になれるか/支援費になると、ホームヘルプは?/始まったら、受け皿がないことも/サービスが広がる可能性/知的障害とホームヘルプは?/「パーソナルアシスタンス」へ/よりスピード感を持って変わる
*地域移行への挑戦 福岡 寿
6章 グローカルで行こう!
あの時は、どうでした?……嬉しかったけど、複雑だった/「国」の真ん中は「空」/このまま守ろうというのは疑問/「イマジン」を聞いては涙して/「そっち側なのか」は、悔しかった/地元で相談支援事業づくり/国を批判するだけでは進まない/こっちにも敵が、向こうにも味方が/ちゃんとわかってるぞ、信じてくれ改めてケアマネジメントを…みんなに声をかける人が必要/ケアプランをつくって必要な量を/ケアマネの前の相談が大切/支給のガイドラインづくりホームヘルプへの期待……一番近いのはホームヘルプ/ホームヘルプとレスパイトの違いは?/身体介護の中の「危険回避」ホームヘルプの課題……なぜ、ごちゃ混ぜでやってるか/専門性を持ったヘルパーを/「業」としてのヘルパーを/自立生活をできるようにするには/単価だけ一人歩きするのは恐い「ローカル」と「グローバル」と……団塊の世代とは違う!/「共有言語」と「ベンチマーク」/ジェンダーと障害者差別は一緒/「三六五歩のマーチ」で行く/事件よ起これ!
*アメニティフォーラムに込めたもの 北岡賢剛
|