４人の発達障害の子を育てたお母さん（HAHA）とその次男（JINAN）が、誕生から就職までを一緒に振り返る。
今までになかった試み！

●HAHA
この本は、次男の誕生から就職までのことを、親の目線と子どもの視点の両方から書いています。
次男がとても大切に思っていたことを、自分のことばでしっかり書いています。
この本が、皆さまの子育ての色々な場面でヒントとなり、お役に立つことができたら嬉しく思います。

●JINAN
ADHD、自閉症スペクトラム、このふたつが自分のもっている発達障害の診断名です。
この本に書いたことは、発達障害の方を代弁しているものではありません。
「変えられない要素」をもった人間が、どのように向き合っていくかという軌跡です。
そこに、自分の24年生きてきた積み重ねが詰まっています。
これを読んだあなたが最後に、自分が送れるありったけのメッセージを感じていただけたら、それを心から幸せに思います。

はじめに　堀内祐子 ／はじめに　堀内拓人

１部　２４年の軌跡

１章　誕生から小学校
�@ 多動ー誕生（母）・ベストコンディションにもっていくため（次男）
�A 診断・通級ー小学校（母）・ 通級と学校とのバランス（次男）
�B 宿題ー小学校（母）・ 宿題から逃げてきた（次男）
● コラム　穏やかでやさしい空気
２章　中 学
�C 不登校ー中学校（母）・ きっかけと要素の解消（次男）
● コラム 不登校は温かな記憶へと
３章　高 校
�D 転機となった高校時代（次男）・ 道はたくさんある（母）
● コラム　 「ふつうの子を育てたい」
４章　大 学
�E 一番楽しかった大学時代（次男）・ 試行錯誤の大学生活（母）
● コラム　 すばらしい出会いが
５章　就 活
�F 自分の心はなんと言っているか（次男）・ インターンシップでは（母）
● コラム　 そろそろ子育ても終わり

○ 1部 コラム　逃げ癖（次男）／母の声を頼りに（母）

２部　１１の解きあかし

６章　自分の世界
�@ 同じ行動をくり返す世界（次男）・ 小さなこだわり（母）
�A 物語の世界（次男）・ 物語から育った思考力（母）
�B ゴロゴロの世界（次男）・ じゃませずにいて良かった（母）
● コラム　私の世界
７章　気になる行動のわけ
�C 無言（次男）・ 無言からの脱却（母）
�D 目が合わない（次男）・ 自然に目を見て（母）
�E 何を考えているのかわからない（次男）・ 食卓で話すこと（母）
● コラム　私の気になる行動
８章　わかっているけどやめられない
�F ギリギリの行動（次男）・ タイマーの威力（母）
�G 承認欲求（次男）・ 自分の一番を探せ（母）
�H 頑固（次男）・ ひとつの考えとして受け止めるように（母）
● コラム　私のやめられないこと
９章　家族のこと
�I 家族とのかかわり（次男）・ 家族のゲームで培われたもの（母）
�J きょうだい（次男）・ 長男の存在（母）
● コラム　私の家族

○ ２部 コラム　自分の未来を信じて（次男） ／子どもの未来を信じて（母）

終章　発達障害の自分が未来をみつけるまで
責任転嫁〜あとがきに代えて　堀内拓人 　
あとがき　堀内祐子