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絵本によって魔法のように、人が変わるのではなく、
絵本をきっかけにして、きつく縛られていた日常のものがたりがゆるめられ、傍らで見取ってくれる他者の存在に励まされ、
最終的には自分の力で変わっていく。
それは、あかちゃんであっても、子どもであっても、
おとなであっても、おとしよりであっても、
どんな場所に立っていても、同じだということを。

 1600円+税/A5判・168頁
・送料無料・

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著者紹介 ○目 次  ○著者その他の本 

村中李衣(むらなかりえ)

本名、高橋久子。
1958年、山口県に生まれる。
大学・大学院で心理学、児童文学を学び、初めての就職先だった
大学病院で、小児病棟にいる子どもたちと出会う。以後、絵本を
読みあう関係がつづく。
現在、梅光学院大学子ども学部子ども未来学科教授。

 

 

 

 プロローグ おせっかいまみれでいくこのみちに

 1章 ちいさいひとからおとしよりまで 

 ひとつずつ、ひとりずつの、『がたんごとんがたんごとん』
 ちいさいひとといっしょに、『がたんごとんがたんごとん』
 ブンちゃんとこたつの中で、『がたんごとんがたんごとん』
 おとしよりといっしょに、『がたんごとんがたんごとん』
 今日子と、『がたんごとんがたんごとん』

 2章 あなたがいて、私がいて、絵本がいる 

 私が絵本を読むようになったのは
 「読みあい」のマニュアル?!
 『かにむかし』を読みあう

 3章 子どもとものがたりを生きてみる 

 はじめて絵本と出会うとき
 他者である子どもと自分を感じる体験
 子ども時代を抜けようとしつつある子どもと
 若い女の子たちと、若い男の先生と
 自分の生命を語り出した子どもたち

 4章 読みあいがひろげてくれる世界 

 思いがけないおくりもの
 よくわからないけれど大切なもの
 ひとりずつのバリアフリー
 しあわせな読みあい
 ふたつの読みが出会うとき