はじめに 心の病を持つ人のことを知ってください
第1章 私から、あなたへ
「病気」って、そんな特別なことではない
私は、「寛解」という状態にある
病状が重かったとき……
今は、はずかしいとは思わない
特別扱いするのは止めて
病気になる前は良い子だったのに、なぜ?
「かわいい、いい子でいなさい」という声
第2章 病気になれてよかった
人に嫌われるのが一番怖かった
みんなが、私の悪口を言っている
学校に行けなくなった
精神病院へ
私のあだ名は「ウサギさん」
Kに手紙を書いた
結婚、そして出産
今はこの町で、家族や友人と
第3章 こんなふうにしてもらえたら
こんなふうに聞いてもらえたら
分裂病という障害
足がバタバタして落ち着かない状態
頭の中が真っ白になる状態
妄想を思い込んでいる状態
幻聴が聞こえる状態
*黙る……苦衷……
なぜ、あらあらしい言葉を吐くのか
なぜ、自己中心的になるのか
なぜ、約束が守れないのか
なぜ、「ごめんね」をくり返すのか
なぜ、観念的なことを考えたりするのか
なぜ、自分のことばかり話すのか
なぜ、いつまでも子どもみたいなのか
病気なのか? 性格なのか?
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*ピエロ……爆発……
欲しいのはアドバイスでも、たとえ話でもない
精神科医とのスタンス
本人自身、できない自分に傷ついている
こと細かく指図しないで欲しい
「外出したくない」と言ったとき
多くのアドバイスを聞きすぎて
第4章 「あなた」と「私」の関係で
家族の方々が一番のカギ
家族の方々に、一番思って欲しいこと
私は両親を責めてきた、でも今は感謝している
*芸術……認める……
「あなた」と「私」の関係で
心からかかわってくれて、ありがとう
病者は甘えているだろうか?
「がんばって」が嫌いなわけ
「どちらが病気なのか、わからない」と言われた
今の時代の象徴
病者の負うべき責任
「自分を持つ」ということ
人は存在そのものが能力
私の考える「能力主義」
「弱い」って、いい武器
今の私の生活
おわりに みんな、いっしょ |