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この本は、心の病の当事者が原稿を書いて、私が取りまとめをしました。
この本を読むと、みんな、生きること、生活をすることを精一杯に考え、前向きに暮らしていることが、わかると思います。
病気である以上、いやおうなしにマイナスの要因を抱えていることも事実です。それをマイナスとしないように努力をして、病気と共に生きること、病気を友達にすることを考えています。
本当は、病気と共生することは簡単ではなく、何年、十数年の病歴を経て、ようやく到着する境地であるものだと思います。この本を読むと、そのような過程がわかると思います。
心の病気の当事者やご家族の方が、現在のご自分の様子と照らし合わせて、
この本を読んでくださると嬉しく思います。
古川奈都子

1300円+税/A5判・128頁
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著者紹介 ○目 次 古川奈都子さんその他の本

古川 奈都子(ふるかわ なつこ)

1971年に、鳥取に、4人きょうだいの末っ子として生まれる。
小さい頃は、人から「にくめれない子」と言われて過ごし、
高校2年生の時に発症する。その後、4回の入院を経験する。
21歳の時に結婚し、25歳の時に出産し、しばらく横浜で暮らす。
今は、鳥取で家族と暮らしながら、仲間と小さな会もやっている。

 

*自分と仲間でつくり上げていく            

1章 本当の自分を見つけるため 

 いじめと孤独から解放される自由を
 いつも人の気持ちに自分を合わせていた
 友人と出会い、社会とふれあいたい
 私の恋の詩                   
 思春期病棟の辛い日々、今は家で幸せに       
 体は現実の世界に、心はバーチャルな世界に    
 *人から認められたくて/私にとって大切な存在   

2章 夫と子どもに感謝して 

 必ず治ると、一緒に歩いてくれる彼        
 私にはでき過ぎた子どもたち          
 夫と子どもと私の中だけには、本当の自分が     
 *家庭を持って/宇宙の広さほどの平安      

3章 心の病気を抱えて生きる 

 やっと精神障害者と認められるようになった私    
 今も、カウンセリングと服薬を続けて       
 精神病院を体験し、今はデイケアと作業所で     
 世の中のすべてが自分のためにあるように思われて  
 今なお、妄想と現実が混在する時も        
 「生きよう」という意思があれば         
 話し合いは貴重な時間               
 君に贈る詩                    
 ワインバーグとサティア              
 *心の病の世界/病気だって認めること       

4章 仕事のこと、生きること 

 正社員三回、アルバイト四回、ちょうせんしたけれど 
 明るい作業所で、元気に暮らしています       
 心を病むと、社会生活をやっていくのは大変     
 作業所の職員として働きながら考えた       
 *心の病を持って生きる辛さ/まだ許されない社会  

エピローグ ……ポチャン……ポチン……ピチョン…… 

古川奈都子

 

岡本 緋色
関口 智美
前川  環
戸部 陽子
福井智恵子
深野ひとみ
古川奈都子

 

永遠の幸せ
大沼 れい
みつばのクローバー
古川奈都子

 

梅津布紗子
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椎名 栄治
井田 拓志
猫にかつおぶし
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森田  覚
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Motoakira
古川奈都子

 

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関口 丈雄
遠藤  豊
桜と雲
古川奈都子

林  幸夫

心を病むってどういうこと?
心を病む人と生きる家族

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