序章 自閉症の人たちに学びながら
1章 自閉症の人は、どんな人たちか
1 こんな生き方をしている
人に頼らないで生きる
自分の感性に正直で律義
なぜそういう行動をするのか、考える
2 〈自閉症の特性〉を見直す
生理的な特徴に気づいてあげたい
あまり病気にならない、ケガも少ない
本当に理解するための関わりを
自閉症の人の言葉と私たちの関わり方
3 関わるときは、こんなことを大事に
〈いいところを見つけて伸ばす〉が基本
言葉かけはこんなふうに
たくさん褒めて、自信や意欲を育てる
しっかり観察して、正確に記録をとる
2章 幼児期の特徴と関わり方
1 幼児期には、どんなことがあるか
この時期の3つの特徴
言葉はどんなふうに変化するか
2 幼幼児期には、こんな関わり方を
言葉のかけ方を変えましょう
距離感をはかりながら関わる
予定変更をどう伝えればいいか
3 家庭での学習をどう進めるか
人から教わる気持ちを育てる
家庭で学習するときのヒント
3章 学齢期の特徴と関わり方
1 学齢期には、どんなことがあるか
生活圏が家庭・学校・地域と広がる
自己主張をうまく言葉で表現できない
感情表現の仕方が変わってくる
2 学齢期には、こんな関わり方を
受け入れてくれるまで働きかけ続ける
学んだことを生活の中で使えるように
褒めるとは、認め、励ますこと
叱るのではなく、こんなふうに
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4章 思春期の特徴と関わり方
1 思春期には、どんなことがあるか
体と心のバランスが変わってくる
自己主張があらわれてくる
2 家事のできる人になりましょう
家事のやり方を一つひとつ教える
家事から広がっていくこと
将来社会に出て働くときの力に
3 思春期には、こんな関わり方を
排泄、入浴、就寝が自分でできるように
最後までやり通す力を育てる
興味や関心を広げていくには
働きに対して報酬を支払う
社会の中で居場所を広げるために
5章 青年期の特徴と関わり方
1 青年期には、どんなことがあるか
2つのタイプに分かれていく
自分で行動できる範囲を広げていく
コミュニケーションの可能性を広げる
感情を自分でコントロールできるように
2 青年期には、こんな関わり方を
学校生活から社会生活へ切り換え
就労に向けて準備を始める
失敗しても修復できる力を
仕事が充実してこそ余暇も充実する
仕事に必要な力を育てる
6章 成人期の特徴と関わり方
1 生活スタイル──3つのタイプ
積極的で自立した生活をしている人たち
消極的だけど安定して暮らしている人たち
不安定で医療的支援が必要な人たち
2 この差はなぜ出てくるのか
療育・教育・支援に問題があったのでは
意欲をどうやって引き出すか
気になるいくつかのこと
3 成人期には、こんな関わり方を
人を意識し、人から教わる
感覚の過敏さをどう乗り越えるか
自立を考えた関わり方
4 30歳からの再チャレンジ
自立とは一人で生きることではない
一人の人として生活していく挑戦を
終章 人生の伴走者として走り続ける
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