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今、社説がドラマチック!
ボランティアも、政治も、エイズも、おとしよりの介護も、
実は、こんなにつながっていた!
だれもが輝ける、誇りをもてる、そんな社会にかえるための
日本の、そして海外の知恵がぎっしりつまっています。

常識をくつがえす鋭い指摘、
盛りだくさんの事例、
よく工夫された読みやすい文章。
社説が難しいなんて吹っ飛んでしまいます。

1748円+税/A5判・208頁
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著者紹介 ○目 次 掲載記事 大熊由紀子さんその他の本

大熊 由紀子(おおくま ゆきこ)

国際医療福祉大学大学院教授、佛教大学客員教授、国立大学法人筑波技術大学理事、
千葉県健康福祉政策担当参与。
福祉と医療・現場と政策をつなぐ「えにし」ネット縁結び係。

東京大学教養学科科学史・科学哲学分科卒業後、朝日新聞社入社。
社会部記者、科学部記者、科学部次長を経て、1984年朝日新聞・女性初の論説委員になり、
医療、福祉、科学、技術分野の社説を17年間担当。
大阪大学大学院教授(人間科学研究科ボランティア人間科学講座ソーシャルサービス論)、
日本福祉大学客員教授をへて現職。
介護対策検討会委員、医療審議会委員、中央社会福祉審議会委員、国民生活審議会委員、
全国ボランティア活動振興センター運営委員などを歴任。

 

論説委員室へようこそ

1章 言葉をは魔術
 「寝たきり老人」の呼称やめよう
 「精神薄弱」に代わる言葉は

2章 ぼけても誇りを 
 「老い」を敬うということ
 レーガンさんが訴えたこと
 グループホームを推進しよう

3章 雑居はいやだ
 雑居部屋で老いたくない

4章 隔離はやめよう
 施設がだんだん遠くなる
 らい予防法をなくしたあとに

5章 ダイヤモンドプランを
 やさしさ実現の公共投資を
 補助器具を眼鏡のように

6章 障害者に迷惑な社会
 耳の不自由な人に心くばりを
 啓発されるべきはだれ

7章 社会を映す鏡 エイズと精神病
 心病む人にも福祉の光を
 エイズ対策で見落とせぬこと
 これは行政の犯罪だ

8章 尊厳死より尊厳ある生を
 ホスピス運動とモルヒネ
 安らかな死と安らかな生と
 これは「安楽死」ではない
 「安楽死」不要の医療を

9章 インフォームド・チョイスを
 生かそう「患者の権利宣言」
 裕弥ちゃんの残したもの
 新薬実験で医師に望むこと
 患者と共につくる医療を
 カルテの共有で信頼の医療を

10章 人が宝!
 看護婦養成でいま必要なこと
 身近に頼れる家庭医を
 福祉士めぐるおかしな分類
 スピーチセラピストが欲しい
 看護の文化を尊重する社会に

11章 医療費増加のどこが問題なのか
 二十兆円の医療費は高いか
 がん対策は見直しが必要だ
 七兆円の薬剤費をどう減らす

12章 大切なのは質
 救急車で運ばれる先が心配だ
 抗がん剤の悲劇をなくすために
 薬害の構造を断て

 

13章 住宅とまちづくりあっての福祉
 高齢社会は「バリアフリー」で

14章 役所が言葉で世を惑わせた
 寿とは名ばかりの長寿白書
 社会保障を支える質と効率
 これが生活大国の生活保護か
 この国で心を病む不幸
 有料老人ホームへの夢と誇大広告

15章 政党が少し変わった!
 敬老精神は具体的な政策で
 ほんとうに福祉が重視されたのか

16章 省庁の若手が変わった!
 脱・お役所仕事に期待する
 長寿白書を幻にしないために
 だれにも優しい建物を
 町の中にもっと「がっちく」を

17章 自治体も変わり始めた
 「真の敬老」を競う時代
 福祉の充実に長野市の挑戦
 有料老人ホームと埼玉の決断
 敬老度を点検してみませんか
 * あなたの住むまちの老後の安心度をはかる
   100のチェックポイント

18章 障害者は高齢社会の水先案内人
 「障害をもつ米国人法」に学ぶ
 憐れみの福祉さようなら
 精神病も当事者尊重の時代
 「難聴化社会」対策を急ごう

19章 女性が変わると社会が変わる
 老いの青い鳥を求めて
 子どもが減る国 増える国

20章 信頼は公開と選択から
 脳死臨調は審議の公開を
 年金改革で選択肢を示せ
 情報公開法がますます重要だ
 カイワレに目を奪われる危険

21章 ボランティアは恋に似ている
 ふだん着でボランティアを
 臓器提供はボランティアだ
 ボランティアは志士だ
 NGOが日本を変える

22章 さようなら70年式日本型福祉
 女性の活力を生かすために
 新ゴールドプランを育てよう
 社会保障の「負担」は複眼で
 大切なのは介護の質だ
 「施し」から誇りの福祉へ

あとがきにかえて 

・シルバー産業新聞

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