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それまで「普通」学級の担任をしていた私は、障害児とかかわることで、
それまでの常識みたいなものを修正しなければならなくなりました。
それは、「できる」とか「できない」というモノサシだけでははかりきれない、
何か違うモノサシがあるんだという、問題提起のようなものでした。
私は、人としてものすごく大切な、それでいて普段は忘れてしまっている
「何か」を、障害児から毎日つきつけられました。
そして、以前とは違うモノサシで学校や社会を見ると、
今まで見えていなかったものが見えるようになりました。
そんなたくさんのことを教えてくれる彼ら、彼女らが、
なぜ障害児なのか?という思いが募ってきました。
 1500円+税(A5判・152頁)
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著者紹介 目次

成沢 真介(なりさわ しんすけ)

1962年、生まれ
中央大学文学部文学科卒業
兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程終了
中学校「特殊」学級担任を経て
現在、養護学校教諭

 

 

 1章 私は、「特殊」学級の担任になった

  先生になる前のこと
  「特殊」学級の担任になったわけ

 2章 一年目の学級

  生徒たちを迎える準備
  入学式の日に
  学級は始まったけれど
  一人で悩まずに
  子どもたちに適した教育とは?
  一〇組を訪れる人たち

 3章 表現する生徒たち

  校内弁論大会に参加
  合同宿泊研修で
  公開授業で演劇を発表

 4章 生徒たちに寄り添って

  二年目からは複式学級で
  「普通」学級からきた、めぐみさん
  四年目に入級した、長田君と松本君

 

 

 

 5章 生徒たちとつくった劇とちぎり絵

  野菜づくりの劇づくり
  合同作品展にむけて、ちぎり絵の制作
  ぼくら、障害児なん?

 6章 教師として問われること

  就学指導専門委員になる
  評価することのむずかしさ
  教師の専門性って、なんだろう?

 7章 進学する生徒、就職する生徒

  卒業生を送りだす季節
  養護学校高等部へ進学した、坂井君と小峰君
  就職した、かおりさん
  普通高校へ進んだ、めぐみさんと望月君
  卒業後も「楽しかった」と言える人生を
  就職した生徒たちは、その後

 あとがき