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「乳癌」と宣告された……
「自閉症」の息子をのこしていく尽きない葛藤
「余命」と向き合い、母親がたどりついた答えは

1500円+税/B6判・176頁
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NHK「おはよう日本」で、紹介されました!

 


 

  たとえ自閉症児であっても
  親と子の人生は「別」だ
  でもいくら納得しても、いくら準備しても
  葛藤はつきない
  だって、誰が私以上に翔を愛せるの? 
  誰が私以上に翔のことを理解しているの? 
  私は最低の母親だ
  障害のある君を残して、早々と逝くなんて……
       *
  「癌」と診断されて
  平常心でいられる人はいないだろう
  突きつけられた死は
  いやおうなく人を「生」へと向き合わせる
  そして「死」というものから逆算すれば
  どう生きるのかが見えてくるはず……

                       (はじめにから)

 


 南 裕子(みなみ ゆうこ)

 自閉症の息子を含む、三人の子の母
 一九五八年、神奈川県生まれ
 清泉女学院高等部卒業
 女子美術大学洋画科卒業
 コアジュニアクラブにて英会話教師を勤める

 一九八三年、結婚
 一九八六年、長女誕生
 一九八九年、長男誕生
 一九九四年、次男誕生
 二〇一五年、現在、潰瘍性大腸炎及び末期乳癌の闘病中

 


 

    プロローグ

 

 

    1部 あたりまえの中に

      1

      乳 癌

      カツムーリ

      2

      手 術

      がんばった賞

      3

      再 発

      とまと

 

 

 

 

 

 

  2部 つづいていく道

    1 私亡きあと

    2 末期癌患者

    3 巣立ち

    4 「命」

 

 

   エピローグ