序文 本書の刊行によせて 佐々木正美
はじめに
第1章 幼児期
心細い妻と無力な夫、そして困難な息子
*子どもとともに堂々と
障害の受容から、子どもの受容へ
*診断から療育へ
療育の場とふれあいの場
子どもと家族の安定を図るには
*早期援助のポイント
通園と幼稚園を並行して
療育最優先から、地域の中へ
「可愛いな」と思う気持ちを大切に
幼稚園には楽しい思い出がいっぱい
*共に育つ子どもたち
ご近所や親戚とのおつきあい
第2章 学校時代
就学先を選ぶ
*学校を選ぶポイント
特殊学級で学んだ小学校六年間
先生とのいい関係をつくるには
楽しく体験を広げる場も
小学校から中学校へ、そして専修学校へ
中学校から高等養護へ、そして就職へ
*高等部の生活
第3章 思春期
精神的・肉体的に大きな転換期
*思春期をどうとらえるか
思春期の混乱を越えて
*思春期の精神科的ケア
異性への関心に目覚める頃
*「性」への援助
娘よ、おしゃれ感覚はいつまでも
どんどん広がる余暇活動
*同世代の「友達」として
*ホッとできる場所に
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第4章 さまざまな自立
就労にむけて学んだこと
就労した二人の青年
就労を支える
グループホームでの生活を始めた娘
*母親たちのグループホームづくり
*五人集まったらグループホーム
息子が作業所に通っているわけ
*地域作業所は、今
通所施設−東やまた工房の青年たち
入所施設で安定した生活を送る
*施設サービスの現状と課題
知識はあっても、難しい社会適応
*高機能の人への援助
自立してゆく娘と母の距離
*自立の形はそれぞれに
第5章 豊かな人生を
家族が医療に望むこと
「緊急一時保護」から家族支援へ
障害をもつきょうだいと生きる
親に代わって見守ってくれる役割を
横浜やまびこの里がめざすもの
「援助」について考える
「生活の豊かさ」について考える
あとがき
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