ホーム | 書籍一覧 | ご注文方法 | 書店一覧 | リンク

 

ADHDなど発達障害のある子を、
どう理解すればいいの?
どう育てればいいの?
どう支援すればいいの?
その答えが、この本にあります!

1600円+税/A5判・168頁
ぶどう社から注文
(送料無料・後払・即日発送)

この本の
〈第1部 ADHDのある子をどう支援するか〉では、
ADHDのある子を育てる家族の体験と想いに応えて、
高山恵子さんが、「本当の理解と支援」に大切な7つのことを提案しています。

〈第2部 薬を飲むことをめぐって〉では、
薬を飲ませる親と、薬を飲む本人からの体験に応えて、
医師の田中康雄先生と、高山恵子さんがアドバイスをしています。

〈第3部 「えじそんくらぶ」のねがい〉では、
えじそんくらぶの誕生秘話や、えじそんくらぶの目指すものが
明らかにされています。

ADHDなど発達障害のある子を支える、
親、医師・保健師・保育士・先生などに、おすすめします。

詳しい内容はこちらから

 著者より ○著者紹介 ○目 次 掲載記事

 プロローグ 私たちの「ADHDストーリー」より

 私は、自分が人となんか違う。みんなが簡単にできることが私にはできない、という不完全さを感じたのは、小学三年生くらいのときではないかと思います。片づけや集中することができない。忘れ物は日常茶飯事。約束を忘れたり、大切なものをなくしたり、ケアレスミスも多く、衝動的な行動をしては失敗する。
 なんか変だな〜と、ずーっと「生きづらさ」を感じていました。
 それが、アメリカの大学院に行っているときに、「ADHD(注意欠陥多動性障害)」という存在を知り、自分のこの強い個性が、実は障害だったんだ!と知り、深いショックを受けました。
 が、一〇分後には、「そうだ!このことを日本に知らせて、多くの子どもたちを救いたい!」と思ったのです。そのことを、昨日のことのように思い出します。
 思い起こすと、私の行動をみて、「おっちょこちょいに飲ませる薬はないかねぇ」と、私の祖母はよくため息まじりに言っていました。アメリカでADHDの治療薬があることを知り、思わず「おっちょこちょいに飲ませる薬がありました!」と、他界した祖母に向かって叫びました。
 ここに集められたひとつひとつの話は、まさに、そんな現実の「ADHDストーリー」です。

編著者 高山恵子(たかやま けいこ)

NPO法人えじそんくらぶ代表。臨床心理士。薬剤師。

昭和大学薬学部卒業後、10年間学習塾を経営。
その後、アメリカ・トリニティー大学大学院修士課程修了(幼児・児童教育、特殊教育専攻)、
同大学院ガイダンスカウンセリング修士課程修了。帰国後、児童養護施設、養護学校を経て、
現在、保健所での発達相談や保育園への巡回指導で臨床に携わる。
専門は、ADHD児・者の教育とカウンセリング。教育関係者、保育者、PTAを対象としたセミナー講師としても活躍中。

星磋(せいさ)大学非常勤講師
北海道大学大学院子ども発達臨床研究センター研究員

厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部「発達障害者施策検討会」委員
文部科学省中央教育審議会特別支援教育専門部会専門委員 ほか

NPO法人 えじそんくらぶ
 ADHDの正しい理解の普及と、ADHDのある人々を支援し、ADHDを障害としてクローズアップするのではなく、豊かな個性のひとつとして長所を伸ばし、弱点を克服できるよう支援する団体です。
教員研修などに協力する一方で、海外を含む最新情報の収集と研究、冊子や会報誌の発行、セミナーの開催など、さまざまな活動を行ない、行政や関係機関の支援と連携にも取り組んでいます。指導者養成講座、懇親会、公開講座、電話相談(有料)などの詳細は、ホームページなどでお知らせしています。

ホームページ:http://www.e-club.jp/

   

プロローグ
私たちの「ADHDストーリー」                          
ケイはケイらしく生きて!     

第1部 ADHDのある子を、どう支援するか
    ――「家族の体験と想い」+「かいせつ」(高山 恵子)

見えにくい障害――わかってもらえない辛さ      
かいせつ:ADHDは理解と支援で、個性にも才能にも

この子と死のう……闇から光へ導いてくれた医師     
かいせつ 共感と理解による保護者支援で、虐待を防ぐ

誕生から高校まで――そのままの君でいいよ      
かいせつ:告知と受容は急がず、特性をよく理解してから

校長先生と出会えて、私たち親子は救われた!      
かいせつ:昔から熱心な先生方が培ってきたものを特別支援教育に

この子に合った方法を楽しく見つけたい!           
かいせつ:共感や思いやりで、セルフエスティームの日本式高め方を

どん底だった私が、ペアトレを学んでプラス思考に!     
かいせつ:ペアトレで子どもとのかかわり方を学び、親も元気に

父親として、妻と子どもを手助けできたら        
かいせつ:お父さん、サポーターになってください

 

第2部 薬を飲むことをめぐって
    ――親・本人・専門家から

薬を飲むと、おしゃべりな息子が無口に   

なぜ薬に依存していったか、そしてどう抜け出したか 

薬についてのQ&A――医学的見地から   

セルフエスティームを高めることこそ本当の支援  

 

第3部 「えじそんくらぶ」のねがい

「えじそんくらぶ」誕生から今日まで、そしてこれから  

 

 

 
 高山 恵子
 吉野みのり

  
     

 小野佐由美
 

 橋口亜希子
 

 麦野 風子
 

 阿部優美子
 

 川崎由紀子
 

 楠本 伸枝
 

 吉野晃一・珠恵
 

 

  
     

 小野佐由美

 矢島 総司

 田中 康雄

 高山 恵子

 

  

 高山 恵子

 

・ラポム 2008年11月
・西日本新聞 2007年10月23日

  .