まえがき
1 章 「早期発見・早期療育」を問い直す
1 「乳健」は育児援助の場でなくなってしまった
2 「気になる子どもたち」の出現
2 章 「これまでの療育」の問題点を考える
1 社会は変わった、では療育は変われたのか
2 「訓練から始まる療育」の間違い
3 壁の中のスペシャリストたち
4 「求められる療育」とは
3 章 障害のある子どもの育てにくさを考える
1 障害のある子どもは、なぜ育てにくいのか
2 人生の「ハードル」を「ステップ」に
3 子どもの障害を悩み、理解し、受け容れること
4 暮らしの中に子どもの役割を見つける
5 「待つ、ほめる、認める」と「しつけ、けじめ、しかる」
6 「親離れ、家離れ」をめざして
4 章 社会で豊かに生きていける人に
1 「自立」とは何か
2 社会で生きていくのに必要な力とは
5 章 施設での援助、医療からの援助
1 措置制度に守られてきた、これまでの施設
2 福祉改革でどうなる、これからの施設
3 療育における医療の役割
4 在宅生活を支える医療の役割
5 「医療的ケア」をめぐって
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6 章 「ルネス」の開設と施設の統合
1 「ルネス」開設前夜
2 僕の歩んできた道
3 施設嫌いだった僕は「施設の医師」になった
4 「ルネス」の出発
5 「障害種別」の壁を取り払う
7 章 どんな子どもも援助できるシステムをつくる
1 「措置」と「措置外」について
2 「相談担当部門」をつくる
3 「育児援助から始まる療育」をつくる
4 「継続した援助体制」をつくる
5 「個別療育プログラム」をつくる
6 「学校との連携」をつくる
8 章 「保育を基盤とする療育」を創り出す
1 療育を構成するさまざまな機能
2 「保育を基盤とする療育」を実践していくために
3 訓練で得た力を生活の中に
4 保育内容をもっと魅力的に
5 「療(医療)」と「育(福祉)」を両輪に
6 「求められる専門性」の追求
9 章 「これからの療育」を考える
1 療育の理念や内容の再検討が求められている
2 家族の機能を支えることを療育の課題に
3 施設ががんばることと、地域が良くなること
4 シゲちゃんのこと
あとがき |