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さまざまな発達障害を持つ、
8人の成人の当事者がつくった本です。

・序文ー野沢和弘(毎日新聞社夕刊部部長)

 

1700円+税/A5判・172頁
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著者より

この本は、高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD、LD、ディスレクシアなど、
さまざまな発達障害を持つ、8人の成人の当事者がつくりました。
この本が、当事者のあなたに届き、ささやかでも再生へと向かう手がかりになれれば、何よりうれしいです。
また、ご家族の方や支援者の方には、より良い支援のヒントになれれば、幸いです。

はじめにより

 この本には、発達障害という特性を持つ私たち(8人、20代から50代)の人生が凝縮されています。それぞれ、七転び八起き、必死で「生」と向きあって生き抜いてきたメンバーです。
 *発達障害――高機能自閉症やアスペルガー症候群(知的に障害のない自閉症スペクトラム)ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)、ディスレクシア(読み書きに困難がある)など。
 私たちはひとりひとり違った風味の文章を書き、協働して、この本をつくりました。それは、皆さんに、3つのことをお伝えしたかったからです。
 一つ目は、昔の私たちのように、ひとりきりで困惑したり絶望している、当事者のあなたに、生きるすべがあるということを、お伝えしたいためです。
 二つ目は、当事者の身に立った新たな支援のあり方を提案したいためです。
 三つ目は、世の中にはさまざまな人間がいますが、その中には私たちのような人間もいて、そういう存在にきちんと目を向けてほしいという想いを、お伝えしたいためです。
 ですから、みなさんに同情を求めるのでもなく、悲しみに共感していただきたいのでもなく、不幸だとか不幸じゃないとかを伝えたいわけではないのです。私たちは、この本を自己満足で書いたのではありません。もし自己満足だったら、苦悩せずに書けたでしょう。でも、どうしてもお伝えしたいことがあったので、苦悩しながらも丁寧に書き上げました。
 このような私たちの想いを受け止めながら読んでいただけると、この本がただの手記ではなく、「ひとりで悩んでいる人へ手を差し伸べたい!」「いい支援を模索したい!」という想いが詰まった、当事者のあなたや、家族や支援者のあなたへのプレゼントであることがわかっていただけると思います。
 
 この本には二つの読み方があります。順番に章ごとに読む方法と、ひとりの執筆者ごとに読む方法です。前者なら当事者のもつ多様性を知ることができますし、後者ならひとりの人の生を追体験することができます。
 では、これから、みなさんを、未知の世界へご案内いたしま〜す。

詳しい内容はこちらから

目次 

序文 私の中の常識が吹き飛ばされていく
はじめに

1章  発達障害と出会った!

なぜ生きづらいのか、診断を受けたらわかるのでは
一生懸命やっているのに、なぜできないの?
ディスレクシアを、知る前と知ったあと
診断名がわかるまでの、長〜いみちのり
私自身と私の障害を受け止められるようになるまで
我が子と私が、アスペルガーと診断されるまで
イギリスで、「自閉症」とわかった
考察−1 「中途診断者」という存在について考える
 
2章  生きる上でのさまざまな困難

学校でも、職場でも、いじめられたけど……
誰からも教えてもらえず、さまよいつづけてきた私
読み書きがうまくできない困難さが、学校では――
私が抱える、いくつかの困難さと問題
「ふたつの私」を抱えながら生きることの辛さ
自分に向いている職業に出会うまで、いくつもの……
小学校から大学まで、困ったこと、嬉しかったこと
考察−2 生きる上での困難と社会的解決策について考える
 
3章  私たちのサバイバル

幸せになること、人生を楽しむことを、あきらめないで
苦手な対人関係や感覚過敏――私流の乗り越え方
自分を支える工夫と、支援を活用する工夫
「学習コーチング」が、自分の力を引き出してくれた
一般企業での挫折の連続から、特例子会社への就労まで
なぜ起業したのか、どうやって起業したのか
絵を描いていると、幸せな気持ちになる …
考察−3 再生に向けて考える――「ため池」探しと「ため池」づくり

あとがき    

野沢 和弘
 

 

高橋今日子
橙山  緑
南雲 明彦
片岡 麻実
木下千紗子
アハメッド 敦子
鈴木 大知
高森  明
 
 

高橋今日子
アハメッド 敦子
南雲 明彦
橙山  緑
木下千紗子
片岡 麻実
鈴木 大知
高森  明  
 
 

高橋今日子
アハメッド 敦子
木下千紗子
南雲 明彦
橙山  緑
片岡 麻実
鈴木 大知
高森  明

 

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