本書の1部では、苦手での苦労(特に学校で)から、書字の苦手をICTで補い、自分を知り、居場所を探すまでを伝える。2部では、得意をどう見つけ、どう伸ばしていったのかを数々の場とともに紹介。母親も、息子のできないことではなく、できることが光るまでを伝えるために時々登場。
●著者から
僕は、小さいころから「激しい苦手(短所)」と「激しい得意(長所)」をもっていました。そんな僕が、よくかけられてきたことば、「みんなちがってみんないい」。僕はこのことばをかけられた時、ソフトに「あきらめろ」と言われているのと同じだなと、さみしい気持ちでいっぱいになっていました。何かひとつでも、自分が好きなことが見つかると、毎日が楽しくなります。16歳の僕は今、幸せに生きられています。今の自分の精一杯で、できることを考えた結果、自分の歩いて来た道を書くことにしました。何かを考えるきっかけにしていただけたら、本当に嬉しいです。 |