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4時間365日ヘルパーと一緒に一人暮らしをする
江里さんが思い、意思を綴ります。ママとヘルパーも。

1600円+税 / A5判・168頁
 

私は、西田江里です。障がい者です。私の「生きる意味」は、「障がいがあっても、自分らしく生きていいんだよ」ってみんなに伝えることです。それは、私がこの30年間でわかったことです。
私は、生まれてきて良かったと思うし、生きていたいって思うのです。(はじめにより)

重い障がいのある西田江里さんは、24時間365日の支援を受けながら、ひとり暮らしをしています。指談で、自分の思い、自分の意志を伝えています。そんな江里さんが、みんなに知ってほしいことを綴りました。

江里さんを生み、育て、法人を立ち上げて、江里さんが生きるために必要なサービスや制度を、沢山の人とつくってきたママと、江里さんのそばで仕事をしてきたヘルパーもいっしょに、江里さんを通した「生きる」を綴ります。


西田 江里 (にしだ えり)

1989年生まれ。生後7カ月で障がいがあることがわかる。療育を受けながら幼稚園・地元の小学校・中学校の普通学級で学ぶ。高校は養護学校高等部に入るが登校できず訪問学級に転籍。地元のフリースクールも併用して過ごす。高校卒業までに全国47都道府県巡りを達成。2008年「社会福祉法人パーソナル・アシスタンス とも」に入職、現在に至る。毎年アトレ新浦安で開催する「アウトサイダーアート展」や「浦安市美術展」に出展。2016年からヘルパーをはじめとする支援者に支えられながら自宅でひとり暮らしをしている。

西田 良枝 (にしだ よしえ)

「社会福祉法人パーソナル・アシスタンス とも」理事長。千葉県浦安市在住。1992年、浦安市の通園施設「簡易マザーズホーム」で出会った家族を中心に浦安市の福祉と教育の改善を求めて「浦安共に歩む会」を発足。会の活動には、障がい児の親ではない方々も参加。会の活動を通して数多くの制度やサービスが充実した。また、教育でも浦安市では子どもと保護者が行きたい学校を選べる条例も策定された。行政への政策提言などをする一方、子どもたちの療育、親たちのつながりやセルフヘルプ、学びの場としても活動。NPO法人設立とともに発展的解消。2001年、ニーズをわかっている自分たちがサービスの担い手になろうと、「NPO法人パーソナル・アシスタンス とも」を設立。2006年、社会福祉法人に変更、現在に至る。

●「社会福祉法人パーソナル・アシスタンス とも」  https://www.patomo.jp

 


まえがき 西田江里
まえがき 西田良枝(ママ)

1部 私の生活
1章 私が生まれた
私らしく・西田江里
娘の誕生・西田良枝(ママ)
マ マ・西田江里
親離れ・子離れ・西田良枝(ママ)
2章 私にできること
仕 事・西田江里
社会福祉法人パーソナル・アシスタンスとも」をつくる・西田良枝(ママ)
3章 私の暮らしとヘルパー
ひとり暮らし・西田江里
親と子の人生のために支援を受ける・西田良枝(ママ)
ヘルパーと私・西田江里
ヘルパーになって・岡村あかね(ヘルパー)
ヘルパーになって・花田恵(ヘルパー)
ヘルパーがいる・ 西田良枝(ママ)

2部 私が生きる
4章 私のこ
私の大事なこと・西田江里
一緒に・岡村あかね(ヘルパー)
私の毎日(生活)のこと・西田江里
夜 勤・花田恵(ヘルパー)
可能性・西田良枝(ママ)
5章 私は生きている
幸せを感じる力・西田江里
生きるために・西田良枝(ママ)

あとがき・西田江里
あとがき・西田良枝(ママ)